I2練馬斉藤法律事務所ではコンテンツ事業に関連して、創作を巡って遵守しなければいけない規定の問題や、配信を通じて第三者の知的財産権を侵害しないかの確認などコンプライアンスに関する業務を取り扱っています。
また、何らかの規制、権利侵害が生じてしまった場合の不祥事対応、刑事弁護(知財・インターネット犯罪を含む)などを取り扱っています。
第三者の権利侵害(著作権などの知的財産権侵害などを含む)や、行政法規の遵守など、コンプライアンスの問題について法律相談を受け付けています。
企業、個人事業種が遵守すべき法令や、第三者の権利侵害が生じないように法律事項についてリーガルなアドバイスを提供いたします。
著作権をはじめとする知的財産権法分野、インターネット案件を重視するI2練馬斉藤法律事務所は、特に第三者の著作権などの知的財産権法を侵害しないかの確認やご相談など、知的財産権侵害の予防の問題をご相談いただいています。
また、ウェブサイトなどでの情報発信が、広告規制・各種業法に反しないかなど、ウェブデジタル領域のコンプランス問題を重視しています。
お問い合わせは下記メールフォームなどからご連絡ください。
不祥事の予防(コンプライアンス)法務
事業が著作権など知的財産権やIT法務、その他諸法令に違反しないか法令を調査いたします。法令の調査検討は、法律相談で口頭やメールで結論を中心にご報告する法律相談業務や、調査・検討結果を対外的にも使用できる詳細な文書で回答する鑑定・意見書作成などの業務があります。
不祥事対応(著作権などの知的財産権侵害やインターネット事案を含む)
著作権をはじめとする知的財産権侵害(盗作問題など)など、本来コンプライアンス遵守により避けるべき事態ですが、これが生じてしまった場合の不祥事に対応いたします。
事態が民事訴訟や、刑事事件に発展しないように早期に示談交渉や調整業務を行い事案の収束を図ります。
また、民事訴訟や刑事事件に発展した場合は、なるべくダメージが少ないように対応します。
刑事弁護(知的財産権侵害・サイバー犯罪を含む)
I2練馬斉藤法律事務所では、知的財産権侵害・サイバー犯罪を含む刑事弁護について、取り扱っています。
刑事事件は、起訴前弁護から、上告・控訴審、裁判員裁判まで幅広く経験していますので、権利侵害が刑事事件に発展してしまった場合などお気軽にお問い合わせください。
著作権侵害をはじめとする知的財産権侵害や、サイバー犯罪など、知的財産権法やIT法の知識が必要な分野についても対応いたします。
刑事弁護業務について
I2練馬斉藤法律事務所の刑事弁護業務については、詳しくはこちらをご参照ください。
https://i2law.con10ts.com/2018/07/26/i%ef%bc%92%e7%b7%b4%e9%a6%ac%e6%96%89%e8%97%a4%e6%b3%95%e5%be%8b%e4%ba%8b%e5%8b%99%e6%89%80%e3%81%ae%e5%88%91%e4%ba%8b%e5%bc%81%e8%ad%b7%e6%a5%ad%e5%8b%99/
投稿: 2020年11月23日
著作物のよって立つ単位は、どのように定められるべきでしょうか。 著作権法2条1項1号は、「思想又は感情を創作的に表現したものであつて、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するもの」を、著作物と呼び著作権法の保護客体とすることを定めています。 何が著作物のよって立つ単位であるかを巡っては、作品説と創作的表現説と...
投稿: 2019年10月25日
ウェブサイトが単一の著作物となるのか、その場合、著作物として特殊な性質を付与され得るのか、まだ、議論が尽くされたとは言い難い状況です。 いずれにせよ、ウェブサイト、ウェブページを対象として著作物性、特に著作物としての性質が激しく争われた事例というのは、まだないのではないでしょうか。 Contents1 ウェ...
投稿: 2018年10月28日
I2練馬斉藤法律事務所は、著作権を重点分野とし、著作権関係の訴訟、交渉、契約、調査、相談業務を重視しています。著作権関連のトラブル、法律問題でお困りの際はお気軽にお問い合わせください。 平成27年12月9日東京地方裁判所判決(平成27年(ワ)第14747号 損害賠償請求事件)が、裁判所ウェブサイトで公開され...
投稿: 2018年8月23日
著作権法は、表現を保護し、アイディアを保護しません。このように、著作権法上は、具体的な表現に至って初めて法律的な保護を受けることになります。 それでは、アイディアと具体的な表現の違いは、どのような点にあるのでしょうか。 現在の著作権法実務では、アイディアと表現が、明確に交通整理されていないことが、少し問題を...
投稿: 2018年8月3日
実用品の著作物性について、また、知財高裁の考え方が伺える重要な判例が出ました。TRIPPTRAPP(トリップトラップ)事件で知財高裁2部が下した判決が波紋を広げる中、知財高裁3部も今回、実用品の著作物性について、判断を示しています。事案は、知財高裁平成28年10月13日判決(平成28年(ネ)第10059号 ...
投稿: 2018年8月3日
プログラムの著作物について、概要を述べます。 プログラムの著作物は、著作権法10条1項9号に著作権法で保護すべき著作物の例として例示されています。 ここでいうプログラムは、著作権法上の「プログラム」に該当する表現物を指します。すなわち、「電子計算機を機能させて一の結果を得ることができるようにこれに対する指令...
投稿: 2018年8月1日
Contents1 映画の著作物とは2 映画の著作物を客体とする著作権の権利帰属3 頒布権4 保護期間 映画の著作物とは 映画の著作物は、著作権法で例示される著作物の一つです(著作権法10条1項7号)。映画の著作物について、直接の定義規定はありませんが、著作権法における映画の著作物には、映画の効果に類似する...
投稿: 2018年8月1日
言語著作物とは、「小説、脚本、論文、講演その他の言語の著作物」として規定されています(著作権法10条1項1号)。「小説」、「脚本」、「論文」、「講演」はあくまで例示であり、「その他」広く言語で表現された著作物が含まれます。著作権法に、「言語」について定義した規定はなく、記号や手話も含まれると解されています。...
投稿: 2018年8月1日
実用品は、これまで、原則的に著作物性を満たさないと考えられてきました。 すなわち、実務においては,純粋美術、応用美術、美術工芸品などに分類して議論が展開されてきました。純粋美術品であれば,「文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属する」といえ,この部分はあまり争いがありませんでした。これに対して、応用美術であれば...
投稿: 2018年7月29日
著作権法2条1項11号は,二次的著作物について、「著作物を翻訳し、編曲し、若しくは変形し、又は脚色し、映画化し、その他翻案することにより創作した著作物をいう。」と定めています。 翻案とは 著作権法上の翻案とは、一体なにを意味するのでしょうか。最高裁判所の判示を見てみましょう。 最高裁判所は,翻案(著作権法2...
投稿: 2018年7月29日
著作権法は,データベースを「論文、数値、図形その他の情報の集合物であつて、それらの情報を電子計算機を用いて検索することができるように体系的に構成したものをいう」と規定しています(著作権法2条1項10の3号)。典型例としては,体系的に情報が整理された一定の規模のウェブサイトなどは,データベースたり得ます。次に...
投稿: 2018年7月29日
著作権法2条1項1号は,同法により保護される著作物について,「思想又は感情を創作的に表現したものであって,文芸,学術,美術又は音楽の範囲に属するもの」と規定し,同条2項は,「この法律にいう美術の著作物には,美術工芸品を含むものとする。」と規定しています。 これらの規定は,意匠法等の産業財産権制度との関係から...
投稿: 2018年7月29日
Contents1 著作物性1.1 対象の著作物該当性①「思想又は感情」1.2 対象の著作物性②「表現したもの」1.3 対象の著作物該当性③「創作的な表現」 著作物性 著作権侵害の差し止めを請求するなど、著作権に基づく法的請求をするには,対象が著作物でなければなりません。 著作物とは,「思想又は感情を創作的...
投稿: 2018年7月29日
平成28年3月23日知的財産高等裁判所判決(平成27年(ネ)第10102号 損害賠償等請求控訴事件)を紹介したいと思います。判決文はこちらです。本件は,控訴人が,被控訴人に対し,被控訴人が製造,販売する「Babel」という名称の字幕制作用ソフトウェア(被控訴人プログラム)が,控訴人が製造,販売する「SST ...
投稿: 2018年7月29日
Contents1 音楽の著作物ついて2 歌詞について3 音楽の著作隣接権について4 音楽著作権・著作隣接権の管理 音楽の著作物ついて 著作権法10条1項2号は、「音楽の著作物」を、著作物の例示として掲げています。ところで、東京地方裁判所昭和43年5月13日判決は、「原告は音楽著作物の偽作を論ずるためには旋...
投稿: 2018年7月29日
美術の著作物 著作者は、美術の著作物の原作品を公に展示する権利を専有します(著作権法25条)。自らは展示する権利を享有するとともに、第三者が美術の著作物の原作品を公に展示することを禁止することができます。公とは、特定かつ多数のものを含みます(著作権法2条5項)。多数とは何人であるかは、少し乱暴な言い方をすれ...